デ3533のこと〜大雪によせて(2)

富山地方鉄道 デ3533号

 大雪も峠を越えたそうですが、まだまだ寒波は続いているようで。
 こちらは、富山地方鉄道のデ3533号です。復元車両ではなく、電動貨車の形ではない現存している2軸単車で、本線上を走るのはこれだけだと思います。下回りは流用ですが、昭和26年製造と意外に新しいです。もともと地鉄市内線で使われていた電車で、現在は除雪というより、融氷剤の散布のような作業に用いられているようです。併用軌道の除雪はグレーダー(除雪作業用自動車)でやってました。2軸単車だと、雪に乗り上げて脱線しても、自力で復線できるから残しているとか。運転士さんは相当のテクニックを要すると思われますが。
 電車の屋根の雪がすごいですね。昨年2月、デ5022を撮った日の深夜、富山へ移動して泊まったホテルの前で撮りました。
 鉄道は比較的雪に強いといわれます。でもそれは、彼らのような地味な作業用車両の存在があって、もちろん、運行を確保するために、24時間体制で作業をされている社員さんたちの努力があって、はじめて成り立つことなんですね。
 今日のニュース、長崎のランタンフェスティバル恒例の花電車の運行ダイヤが発表されています。
 ランタン電飾花電車運行 長崎電鉄ナビネット
 2月9日〜2月23日まで運行とのこと。ランタンフェスティバルはいつだったか分からないくらい前に行ったことがあります。街中に「ちょうちん」が飾ってあるお祭り。花電車も派手なのが走ってました。