平日朝ラッシュの広電 2016.5

広島電鉄 582号
 連休明けなんでしょうか、連休の谷間なんでしょうか、私は1日休暇を取って今日も広島です。早朝には雨は降っていなかったのですが、朝の通勤ラッシュが終わるころには街を歩いている人はたいてい傘を差しているようになりました。
 朝ラッシュ時に運行されている車両を見るべく早朝にホテルを出発し市内中心部を徘徊します。傍目には気楽な趣味ですね。実際そうもしれませんが。
 今朝撮った朝ラッシュ時の風景からいくつかまとめてみました。撮っている場所はばらばらです。
広島電鉄 1908号
 なくもがなの説明をしておくと、3000形は昨日見なかったリースキン号など5号線の通学輸送を中心にたぶん全車稼働でした。神戸は582号、被爆電車は652号が、それぞれ3号線で運行、762号も走っていて、ピッコロはフラワーのラッピングのまま走っていました。
 あとは夕方まで、思い切りよく降るでもなく止むでもない雨に濡れる広島の街を眺めながら、電車に乗っていました。久しぶりに宮島口まで行きましたが、宮島には渡りませんでした。実はこれだけ広島に来ているのに、宮島に渡ったことがないんですね。
 千田定期券販売所で651号の鉄コレを買いました。限定商品ですが、数はあるみたいで入手できました。

フラワーフェスティバルの広電 2016

広島電鉄 1010号
 ゴールデンウィーク2016後半、広島へ来ました。今日までの3日間、広島フラワーフェスティバルが開催されていて、また市民球場跡地でも世界のビールとなんとかという催事があり、天候にも恵まれて広島市内中心部は大変な人出です。
 広電は例年のように特別輸送体制で、広島駅電停では乗車券を発売し、市内中心部の電停には料金収受と乗客整理、車両誘導のための社員さんが配置されていました。それでは今年のフラワーのというか、今日の広電の主な話題を書き留めておきます。
広島電鉄 1002号
 今年の花電車です。1002号のピッコラにラッピングしたもので、旧来の電動貨車スタイルの花電車から変わりまして、定着してきています。お客さんを乗せられるし、今風でいいのかもしれませんが、ちょっと寂しい気もします。
 7・8号線の運用に付いていました。フラワーは今年第40回なんですね。ここに書いてあるので、それを知りました。ということは、フラワー50周年は富山ライトレール20周年と同じ年ですね。10年後のゴールデンウィークの予定が決まりました。
 電車は特別ダイヤで運行されました。例年どおり宮島線からの直通便も増発され、広電前行を全部撮ろうということで、それ自体たいした意味はありませんが、全部撮ったので、並べてみます。
 広島電鉄 宮島線直通車
 本数は9本、運用形式としては5形式で、3100形2本、3700形2本、3800形2本、3900形2本、3950形1本と平日の朝しか来ない形式が、まんべんなく広電前に登場しました。7本目が3102号、9本目が3101号で、そうであるわけはないですが、演出であるなら真打登場でしょうか。3100形は独特な走行音で、見なくても近づいてくるのが分かりました。
 こちらは市内線の旧型車で、臨時便に充当されていた電車たちです。
広島電鉄 臨時旧型車
 350形はいつも元気で大活躍、3両とも走っていました。750形で唯一残った762号は1号線の臨時で、私が見たのは1往復だけでしたが走りました。3000形は今日見たのは4編成かな、近年のフラワー輸送の主力だったので、勢力としては後退しました。
 今日は602号が千田車庫配置の7号線波動用というのでしょうか、回送で横川駅まで行って、日赤前止めで戻って、千田車庫で待機するという運用を繰り返していました。
広島電鉄 1010号
 グリーンムーバーLEXは今年から1号線と3号線にも活躍の場を広げ、フラワー輸送でも各路線に登場し、頻繁に見かける街の顔となっています。この画像は最新増備の1010号で、1号線の臨時電車として、中電前かな、広島駅に向かうところです。特別仕様のピッコロ。ピッコラを含めると1000形は10編成になりました。
 今年のフラワー輸送も大過なく終えたようです。長年のノウハウを生かしながら、車両運用にも新たな工夫が見られ、電車マニア的に興味深いだけでなく、イベント時の大量輸送に関する広電の実力を見た思いがしました。

春の万葉線 2016

万葉線 MLRV1004号
 富山2日目は高岡です。万葉線に乗ってきました。あいの風とやま鉄道はJR西日本ICOCAを導入していて、高岡駅にはICカード専用の自動改札機があります。富山から高岡まで熊本市電nimocaを使って来ました。全国対応のカードが導入されると便利ですね。恩恵を受けるのはよそから来た人だけですが。
 さて、明日は高岡の大イベント御車山祭です。明日来れたらよかったけれども日程の都合上、今日になりました。万葉線高岡駅前から越ノ潟まで行って、ふと思い立って新湊大橋の上まで上がってみました。日本海海王丸は見えましたが、山は今日ももやがかかっていてあまり見えませんでした。
 連休中ということもあるのでしょうか、万葉線の利用者は家族連れないし観光客が半分くらい、地域の人たちが半分くらいといった感じでした。
 車両の方はアイトラムが3編成と旧型が4両で運用されていました。旧型のうちテンプスタッフ号は昼過ぎにネコ電車と交代したので、旧型在籍5両が全部走ったことになります。
万葉線 デ7070形
 前はそういうことはなかったのですが、旧型のうち冷房車でない車両には「非冷房車」という貼紙がしてありました。アイトラムが入っても依然として旧型が重宝されているような印象を受けました。
 2日間結構歩きました。帰りも並行在来線で金沢まで出て、金沢からサンダーバードで帰りました。結局北陸新幹線開業後はじめての富山でしたが、北陸新幹線には乗らずじまいでした。

富山ライトレール 開業10周年

富山ライトレール 富山駅北
 今日から2日間富山です。ちょうど10年前のゴールデンウィーク富山ライトレールが開業しました。10周年の節目にポートラムに乗りたかったので富山に来ました。その開業日の日記はこちらです。
 祝・開業 富山ライトレール - 猫電車日記
 10年早いですねといってしまえばそれまでですが、覚えていること、覚えていないこと、日記を見て思い出すこといろいろです。開業の日にはある種の熱気とでもいうべきものがありました。記念式典は昨日行われているので、今日はそういうものはありません。常日頃と違うこととしては、10周年記念のラッピングの赤いポートラム富山駅北の電停に留置されて、中では写真展が行われていました。
富山ライトレール TLR0601号
 こちらは10周年記念ラッピングの全景です。青いハートマークのようなものは、小さいシールの集合体で、それぞれには今年10歳になる、つまり富山ライトレールポートラム「同級生」の子供たちの「夢」が書かれています。「ネイルアーチストになりたい」とかそういう類のものです。生まれたばかりの赤ちゃんが10歳になる。そう考えるとずいぶん長い時間です。
 富山ライトレールは、この手の企画にしろデザインにしろ、いつもセンスがよいので感心します。
 岩瀬浜まで往復して、あと適当に写真を撮りました。3枚目は10年前の日記に貼ってある写真と同じ場所で撮ろうという企画です。 
富山ライトレール 岩瀬浜
 あの日は立山連峰がよく見えましたが、今日はよく見えませんでした。定点観測としては面白みに欠けますね。極私的にのみ意味がある企画でした。定点観測としては「富山ライトレール工事現場」というシリーズがあったような気がするので、次に訪れた際にでもやりましょう。
 10周年記念のパスカを売っていたので購入しました。開業のときの七福神のパスカも買ったけどあれどこいったかな。20周年の記念パスカも買いに来ますので、発売を企画してください。

春の豊橋市電 2016

豊橋鉄道 3502号
 18きっぷ最終日ということで、豊橋にやってきました。久しぶりのJR豊橋駅改札内エキナカが見違えるようになっていて、成城石井とかできてるんです。前に出店でやっていた駅弁屋やあんのはいったお菓子屋もきれいなブースに収まっていて、立ち食いうどん屋はフードコートみたいなところに入っています。駅は人が集まるところだからどんどん商売してということですね。たぶん悪いことではないのでしょう。
 もう桜の盛りは過ぎています。「花は盛りに」。散り始めた桜を横目に駅へ向かうヤマサちくわ号です。
 どうということのないスナップをまとめて。駅前近くの一部区間が軌道緑化されています。今の季節ですから、青々としたとまではいきませんが、シーズンになると美しくなるでしょう。電車のスポンサーも変わっているものがあり、ヤマサちくわ号なんかはずっとありますが、パトカー電車ははじめて見ました。
豊橋鉄道 市内線
 豊橋の市電は、距離は長くないのですが、沿線風景が変化に富んでいて、例えば国道1号を走ったり、坂道を上がったり、単線になったり、急カーブがあったりということですが、趣味的に訪ねて飽きないところです。ひとことでいうとマニアにとっては「楽しい」です。
豊橋鉄道 3203号
 今日は赤岩口車庫でイベントをやっていました。ほっトラムが展示されていました。ご当地B級グルメが流行っていますが、豊橋カレーうどんだそうです。そんな店も出ていて、狭い敷地に盛りだくさんのイベントでした。カレーうどんは食べませんでしたが、市電の顔の並んでいるタオルを買ってしまいました。
 今日の行程としては最初に電車に乗って赤岩口まで行って、歩いて駅前まで引き返してきました。ぶらぶらするのにちょうどいい距離です。帰り駅弁屋の稲荷ずしを買って、電車の中で食べながら帰ってきました。

阪堺電気軌道 モ161号を見に行く 2016春

阪堺電気軌道 モ161号
 いつの間にか季節は巡り春になりました。先日来、再びモ161号の特別運行が行われています。こういう機会があるのは有り難いことです。平日は行きにくいので、今日午前中だけ、行ってきました。
 季節感のあるのがいいかなと思うのですが、東玉出のお寺に桜の木があって、程よく咲いているけど、うまく絡められません。たぶんここは午後からの方がいいんだな。
 撮った写真そのものは変わり映えしませんので、あとはまとめて張っておきます。
阪堺電気軌道 モ161号
 住吉公園の線路の撤去と天王寺駅前の軌道の敷設は、どちらも進んでいました。

祝 福井鉄道・えちぜん鉄道相互乗り入れ開始

福井鉄道 福井駅電停
 今日は日帰りで福井へ行ってきました。福井鉄道えちぜん鉄道の相互乗り入れと新しい福井駅電停の供用が今日から始まりました。
 1枚目の画像は福井駅電停で、そう書いてあるから分かるものの、見違えるようです。隣にバス乗り場が併設されていて、立派な交通ターミナルが出現しました。止まっている電車はFUKURAM(フクラム)第3編成です。FUKURAM(フクラム)はオレンジと青が直通運用に就くことになっているそうで、ここへ来るのは今のところこの第3編成だけになるようです。
福井鉄道 田原町駅
 式典は10時から福井駅西口再開発ビル「ハピリン」のテラスで西口広場の開業記念という形で行われ、その後来賓の皆さまが待機していたFUKURAM(フクラム)第3編成で田原町へ移動し、11時から田原町で相互乗り入れ開始記念として行われました。
 2枚目の画像は田原町の歩道橋の上からのもので、手前のテントの下で式典、その前でテープカットが行われました。写っている青いFUKURAM(フクラム)は直通急行です。
福井鉄道 田原町駅
 田原町駅では福鉄さんにポケットティッシュと駅で130円で売っている「おかき」を頂戴しました。ありがとうございました。えち鉄さんはki-bo(キーボ)のロゴの入った黄色い風船を子どもたちに配布していました。彼は大人になっても、このときここで風船をもらったことを覚えているでしょうか。
 どうやら直通急行運用の車両は福鉄受け持ちが2本、えち鉄受け持ちが1本になっているようです。ki-bo(キーボ)は2編成あるけども1本は検査ないし予備車ということですね。式典に集まった子どもたちがki-bo(キーボ)、ki-bo(キーボ)と言っているけども、10時過ぎに越前武生へ向かって田原町を出たのでなかなか戻ってきません。前日に車両を展示するイベントとかができたらよかったかもしれませんね。
えちぜん鉄道 鷲塚針原駅
 これはえちぜん鉄道の直通区間の終点、鷲塚針原駅です。ここと田原町は低床ホームが新設され、その他のえち鉄の駅は広電の宮島線のように「高いホーム」と「低いホーム」が並んでいます。
 直通車どうしの交換場所は、福大前西福井になるのですが、今日は記念乗車で多客なこともあって、福鉄から来る車両は遅れ気味で、結局その遅れを福大前西福井で引き継いで田原町に向かうので、直通車はたいてい5分から10分は遅れていました。定時運行は重要な課題だと思いますが、単線交換がある以上、ある程度は致し方ないと思います。
 ニューフェースをまとめてご紹介しておきます。今日走っていたki-bo(キーボ)は第1編成で、やはり色合いからしても目立ちます。車内は背もたれの一部が黄色くて、アクセントになっていました。なかなかオシャレな電車だと思います。
えちぜん鉄道 F−01号
 そしてこちらがFUKURAM(フクラム)第3編成です。今月納車されたばかりの新品で、萌黄色というか若草色というか、こちらもフレッシュな色合いです。今日は式典の来賓輸送のあと、通常の普通列車の運用に就きました。
福井鉄道 F−1003号
 福鉄のダイヤでいうと、昼間ベース時間帯で直通急行が1本、急行が1本、普通が2本となっています。直通急行と急行は福井駅には入らないので、福井駅発の電車本数だけを見ると減便になっています。また直通によって時間短縮が図られていますが、1時間に1本なので、その利便性を享受できるのは、電車の時刻に合わせて行動できる場合に限られます。その他、定時運行の確保も含めて、いろいろ課題は指摘できそうですが、改善できるものは改善し、乗客のニースに応える運行形態となっていかなくてはならないでしょう。とりあえず、知事の公約に始まった永年の懸案が実現したということで、素直にお祝いしたいと思います。今日はRETRAM(レトラム)にたくさん人が乗っていました。RETRAM(レトラム)もうれしかったことでしょう。
 役者が揃って舞台の幕が開きました。彼らが活躍できるどのようなストーリーが描かれていくのでしょうか。大いに期待しています。