祝 福井鉄道・えちぜん鉄道相互乗り入れ開始

福井鉄道 福井駅電停
 今日は日帰りで福井へ行ってきました。福井鉄道えちぜん鉄道の相互乗り入れと新しい福井駅電停の供用が今日から始まりました。
 1枚目の画像は福井駅電停で、そう書いてあるから分かるものの、見違えるようです。隣にバス乗り場が併設されていて、立派な交通ターミナルが出現しました。止まっている電車はFUKURAM(フクラム)第3編成です。FUKURAM(フクラム)はオレンジと青が直通運用に就くことになっているそうで、ここへ来るのは今のところこの第3編成だけになるようです。
福井鉄道 田原町駅
 式典は10時から福井駅西口再開発ビル「ハピリン」のテラスで西口広場の開業記念という形で行われ、その後来賓の皆さまが待機していたFUKURAM(フクラム)第3編成で田原町へ移動し、11時から田原町で相互乗り入れ開始記念として行われました。
 2枚目の画像は田原町の歩道橋の上からのもので、手前のテントの下で式典、その前でテープカットが行われました。写っている青いFUKURAM(フクラム)は直通急行です。
福井鉄道 田原町駅
 田原町駅では福鉄さんにポケットティッシュと駅で130円で売っている「おかき」を頂戴しました。ありがとうございました。えち鉄さんはki-bo(キーボ)のロゴの入った黄色い風船を子どもたちに配布していました。彼は大人になっても、このときここで風船をもらったことを覚えているでしょうか。
 どうやら直通急行運用の車両は福鉄受け持ちが2本、えち鉄受け持ちが1本になっているようです。ki-bo(キーボ)は2編成あるけども1本は検査ないし予備車ということですね。式典に集まった子どもたちがki-bo(キーボ)、ki-bo(キーボ)と言っているけども、10時過ぎに越前武生へ向かって田原町を出たのでなかなか戻ってきません。前日に車両を展示するイベントとかができたらよかったかもしれませんね。
えちぜん鉄道 鷲塚針原駅
 これはえちぜん鉄道の直通区間の終点、鷲塚針原駅です。ここと田原町は低床ホームが新設され、その他のえち鉄の駅は広電の宮島線のように「高いホーム」と「低いホーム」が並んでいます。
 直通車どうしの交換場所は、福大前西福井になるのですが、今日は記念乗車で多客なこともあって、福鉄から来る車両は遅れ気味で、結局その遅れを福大前西福井で引き継いで田原町に向かうので、直通車はたいてい5分から10分は遅れていました。定時運行は重要な課題だと思いますが、単線交換がある以上、ある程度は致し方ないと思います。
 ニューフェースをまとめてご紹介しておきます。今日走っていたki-bo(キーボ)は第1編成で、やはり色合いからしても目立ちます。車内は背もたれの一部が黄色くて、アクセントになっていました。なかなかオシャレな電車だと思います。
えちぜん鉄道 F−01号
 そしてこちらがFUKURAM(フクラム)第3編成です。今月納車されたばかりの新品で、萌黄色というか若草色というか、こちらもフレッシュな色合いです。今日は式典の来賓輸送のあと、通常の普通列車の運用に就きました。
福井鉄道 F−1003号
 福鉄のダイヤでいうと、昼間ベース時間帯で直通急行が1本、急行が1本、普通が2本となっています。直通急行と急行は福井駅には入らないので、福井駅発の電車本数だけを見ると減便になっています。また直通によって時間短縮が図られていますが、1時間に1本なので、その利便性を享受できるのは、電車の時刻に合わせて行動できる場合に限られます。その他、定時運行の確保も含めて、いろいろ課題は指摘できそうですが、改善できるものは改善し、乗客のニースに応える運行形態となっていかなくてはならないでしょう。とりあえず、知事の公約に始まった永年の懸案が実現したということで、素直にお祝いしたいと思います。今日はRETRAM(レトラム)にたくさん人が乗っていました。RETRAM(レトラム)もうれしかったことでしょう。
 役者が揃って舞台の幕が開きました。彼らが活躍できるどのようなストーリーが描かれていくのでしょうか。大いに期待しています。