フラワーフェスティバルの広電 2016

広島電鉄 1010号
 ゴールデンウィーク2016後半、広島へ来ました。今日までの3日間、広島フラワーフェスティバルが開催されていて、また市民球場跡地でも世界のビールとなんとかという催事があり、天候にも恵まれて広島市内中心部は大変な人出です。
 広電は例年のように特別輸送体制で、広島駅電停では乗車券を発売し、市内中心部の電停には料金収受と乗客整理、車両誘導のための社員さんが配置されていました。それでは今年のフラワーのというか、今日の広電の主な話題を書き留めておきます。
広島電鉄 1002号
 今年の花電車です。1002号のピッコラにラッピングしたもので、旧来の電動貨車スタイルの花電車から変わりまして、定着してきています。お客さんを乗せられるし、今風でいいのかもしれませんが、ちょっと寂しい気もします。
 7・8号線の運用に付いていました。フラワーは今年第40回なんですね。ここに書いてあるので、それを知りました。ということは、フラワー50周年は富山ライトレール20周年と同じ年ですね。10年後のゴールデンウィークの予定が決まりました。
 電車は特別ダイヤで運行されました。例年どおり宮島線からの直通便も増発され、広電前行を全部撮ろうということで、それ自体たいした意味はありませんが、全部撮ったので、並べてみます。
 広島電鉄 宮島線直通車
 本数は9本、運用形式としては5形式で、3100形2本、3700形2本、3800形2本、3900形2本、3950形1本と平日の朝しか来ない形式が、まんべんなく広電前に登場しました。7本目が3102号、9本目が3101号で、そうであるわけはないですが、演出であるなら真打登場でしょうか。3100形は独特な走行音で、見なくても近づいてくるのが分かりました。
 こちらは市内線の旧型車で、臨時便に充当されていた電車たちです。
広島電鉄 臨時旧型車
 350形はいつも元気で大活躍、3両とも走っていました。750形で唯一残った762号は1号線の臨時で、私が見たのは1往復だけでしたが走りました。3000形は今日見たのは4編成かな、近年のフラワー輸送の主力だったので、勢力としては後退しました。
 今日は602号が千田車庫配置の7号線波動用というのでしょうか、回送で横川駅まで行って、日赤前止めで戻って、千田車庫で待機するという運用を繰り返していました。
広島電鉄 1010号
 グリーンムーバーLEXは今年から1号線と3号線にも活躍の場を広げ、フラワー輸送でも各路線に登場し、頻繁に見かける街の顔となっています。この画像は最新増備の1010号で、1号線の臨時電車として、中電前かな、広島駅に向かうところです。特別仕様のピッコロ。ピッコラを含めると1000形は10編成になりました。
 今年のフラワー輸送も大過なく終えたようです。長年のノウハウを生かしながら、車両運用にも新たな工夫が見られ、電車マニア的に興味深いだけでなく、イベント時の大量輸送に関する広電の実力を見た思いがしました。