おかでんミュージアムを訪ねて

岡山電気軌道 1011号

 18きっぷ、特に有効期間の短い冬期は、買わないとどこへも行かないかもしれないから買うのですが、買うと余ります。今日は岡山へ行ってきました。間に合わなければならない何かがあるわけではないので、赤穂線回りで行きましたが、そのシーズンだからか結構混んでました。
 岡山駅前のバスの案内所で一日乗車券を求めたら、「今日はよく売れるんですよ。何かあるんですか?」と聞かれました。何かあったんですか?
 岡山の路面電車は、昨年来、駅前広場への乗入れ計画が具体化してきています。それと直接関係があるわけではありませんが、昨年の夏、岡電東山車庫の整備工場の横にある旧岡山電気軌道本社社屋が改装されて、「おかでんミュージアム水戸岡鋭治デザイン」という施設がオープンしました。完成形としては、「車庫と整備工場全体を見渡せる路面電車を中心にした鉄道記念館」になるそうで、その一部をなすもののようです。
http://www.ryobi.gr.jp/kojima/%E3%81%8A%E3%81%8B%E3%81%A7%E3%82%93%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%83%A0%EF%BC%8B%E6%B0%B4%E6%88%B8%E5%B2%A1%E3%83%87%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%81%8C%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88/
 昔、東山車庫の隣にバッティングセンターがあったころ、石津式のパンタグラフが置いてある部屋があったような記憶がおぼろげにあるのですが、この「おかでんミュージアム水戸岡鋭治デザイン」には、そういう電車の史料的な展示物はなくて、厳密にいうと玄関のところに住金の銘板などが、あくまでオブジェとして展示されていますが、水戸岡デザインのMOMOやたまのグッズや模型、九州の黒いつばめのプラレールなんかが控えめに置いてありました。プラレールは窓際に線路があり、いじることができ、あと遊具も設置されていて子どもが遊べるようになっています。空間そのものは、とても居心地のよい良質なものでした。係の人に尋ねると写真を撮ってもいいとのことだったので、何枚か撮らせてもらいました。
おかでんミュージアム
 グランドオープンが楽しみな施設です。入場料はなくて、当日有効な一日乗車券か定期券を見せると入場できます。帰りの赤穂線はゆったりしていました。