札幌市電ループ化開業前日
安っすいヒコーキで札幌へ来ました。関空から新千歳往復の運賃が新幹線だと新大阪から名古屋往復と同じくらい。こういうのがないと1泊2日で札幌へ行こうという気にはならないでしょう。新規需要を喚起しているのかな。たぶんそうでしょう。よく考えると真冬の札幌に来るのははじめてです。
地下鉄大通駅の定期売場で市電のループ化開業記念乗車券を買って地上に出ると、出発式に先立ってループ化区間に車両を留置して行われるイベントのために電車が配置されつつあるところでした。
イベント中は当該区間は歩行者天国となり、内回り線にポラリス1号とクリスマス電車、外回り線に雪ミク電車とM101号が展示されました。車内ではクリスマス電車は中央図書館の朗読会のようなこと、雪ミク電車はカフェ、M101号は何かの工作、ポラリス1号は新しい西4丁目電停からの乗降体験が行われました。時折雪はちらつきましたが、さほど寒くありません。
14時30分ごろから西4丁目の交差点でループ化開業式典が始まりました。偉い人が順番に挨拶するそういうのはどこかのホールで済ませてきたらしく、長い挨拶はなくて、現地で行われたのは出発式とでもいうものでしょうか。先ほどまで留置・展示されていた車両が試乗用に用意されていきます。どこから呼んできたのかきたのかゆるキャラも5体ほど列席していて妙に気になりました。
型どおりテープカット、くす玉割りが行われ、ポラリス1号から順番に試乗客を乗せて出発していきます。コースはループ化の新規開業区間である西4丁目からすすきの往復のようでした。
これはM101号です。札幌市電はこうでなくてはというマニアに人気の車両ですが、M101号も試乗客を乗せて新規開業区間を往復しました。
歩行者天国なので、通常の営業時と異なり、集まった人々のすぐそばを電車が通り抜けていきました。M101号の方向幕もLED化されたんですね。「非営業」の表示が札幌市電らしいです。西4丁目の交差点、外回りで車道を大きく横切っておくところです。
「西4丁目ーすすきの」の見慣れた方向幕も今日で最後です。方向幕がLEDになったら表示を変えるのは大した手間ではないはずですが、「西4丁目ーすすきの」の表記スタイルは変えませんでしたね。もちろん明日からは変わります。
夕方になってやや激しく雪が降りました。さすがに少し寒くなりました。