市電ひろばを見に行く(その2)

市電ひろば
市電ひろばの続きです。大屋根の下には4両が展示されています。この画像の向かって左の505号が「市電カフェ」、右の703号が「市電ショップ」になります。店舗として活用されているのはこの2両で、後ろの2両は車内が公開されていました。梅小路公園全体として人出が多かったこともあってか、店舗の売り上げに結びついているのかは分かりませんが、たいへん賑わっていました。
 手前の地面のタイルには全盛期の京都市電の路線図が刻まれています。
 市電ひろば
 505号の「市電カフェ」は、各種ドリンクとソフトクリーム、ポップコーン、ホットドック、オリジナルメニューとしてつり革の形をしたパンが販売されていました。505号の車内はニス塗りで美しいのですが、シートの片方は外を向いて座るカウンターのように改装されていて、店舗としての雰囲気は悪くありません。平日も営業しているようです。
 703号の「市電ショップ」は、JRの駅の売店で売っているような新幹線の靴下などのグッズ類と一般的な京都のおみやげが取り扱われていました。京都市電関係では、靴下、箸、歯ブラシ、ドロップ、ケーキがオリジナルグッズとして並べられています。マニアが喜ぶようなものはありあせんが、店舗になっている趣旨に鑑み、わずかばかり売上げに貢献してきました。
市電ひろば
 奥に展示されているのが、1605号と890号です。こちらは手を加えられていない状態で公開されており、車内も自由に見ることができます。ボタン、レバーは触らないでくださいという表示と防犯カメラを設置している旨の掲示はあって、つり革はぶら下がって遊ばないように、ひもでくくってあります。監視しているような人はいないものの、事故や盗難防止のための一定の措置はとられているように見受けられました。
 市電ひろばについては、もう1回だけ続きます。