札幌市電のループ化について

札幌市電 A1201号

 札幌市電のループ化について、まとめた記事が出ていましたので、紹介しておきます。
 ループ化市電、来春開業 札幌市が予算案20億円 狸小路に新停留場 北海道新聞
 主だったところを抜粋しておくと、西4丁目とすすきの間約400メートルにサイドリザベーション方式で軌道を新設し、新たに「狸小路」停留所を設置、開業は平成15年春の見通しで、ループ化関連工事費16億4400万円、既設線の機能性向上費2億9900万円など計20億2100万円を来年度予算に計上したとのことです。
 札幌市電は延伸案がいくつか検討されてきました。地域振興の観点など様々な意見があり、市長選挙の絡みから、不透明な時期もあったように記憶していますが、来年度末には、この西四丁目とすすきの間のループ化が実現することになりました。沿道利用や交差点処理への制約があるやサイドリザベーションを採用ということで、地元などとの調整をどうしたのか気になるところもありますが、市電の利便性向上としては一定の効果が期待できるでしょう。
 かつて今のJR札幌駅からすすきのに向けて市電の軌道がありました。確か西四丁目では交差していただけでループにはなっていなかったようにと思いますが、一種の復活ではあり画期的でしょう。新型電車も登場している市電が復活した街並みがどのように変化していくのか興味深いところです。