阪堺 路面電車まつり2011

阪堺電気軌道 あびこ道車庫
 あびこ道へ行ってきましたので、簡単にレポートしておきます。現地到着は10時15分くらいでしたが、これくらいが限度かと思えるくらい、すでに場内は多くの人でごった返していました。グッズを買ったら内覧会の抽選ができるとのことで、売場の前へ行ったものの、人が多いので今回はあきらめる事にしました。
 この画像で向かって左側が今日の式典会場で、黄色い都電車の横で包まれているのが、主役のモ161号です。
阪堺電気軌道 ちん電くん
 式典は予定どおり始まりました。阪堺の山本社長さんの挨拶のあと、来賓の竹山堺市長さん、愛する会の会長さんの挨拶が続き、新キャラクターのお披露目が行われました。名前は「ちん電くん」だそうです。
 その後、平松大阪市長さんも来られ、モ161号の除幕式となりました。ここまでが結構長くて、私の隣にいたおばちゃんが、誰かの挨拶のときに、「そんなんええから、電車早よめくりんかいな。(そんなことはいいので、早く電車の覆いを取りなさい。)」とつぶやいておられました。おそらく場内一同が共有していた気持ちでしょう。
阪堺電気軌道 モ161号
 除幕式の前に、都電色のモ502号に都営と南海・阪堺共同PRのマークの取り付けが行われました。この画像はヒモを引っ張った後の様子で、人が多くて正面には回れないので、横から撮ったものです。
 電車の前に並んでいるのは向かって右から、ちん電くん、山本阪堺社長、平松市長、竹山市長、愛する会の会長の皆さん方です。各地の路面電車のイベントを見に行きましたが、沿線の自治体の首長がそろって出席するというのは異例でしょう。社長さんは式典の後も場内でマニアの相手をされていましたが、それも珍しいことだと思います。
阪堺電気軌道 モ161号
 これが昭和40年代復元のモ161号です。落ち着いた色合いに風格が感じられます。今日は車内は見られませんでしたが、新聞報道によると、ニス塗りできれいに仕上げてあるようで、外から見ても、方向幕が埋めてあったり、扉部分の取っ手や南海の羽車の社紋が復元してあって、かなり手の込んだものであることが分かります。
 当面は貸切のみということですが、「ワンマン入口」などの表示はしてあるので、季節がくれば、一般運用に入ることも期待していいように思いました。