阪堺モ161形 昭和40年代復元車両登場

阪堺電気軌道 モ165号

 今年の路面電車まつりのお知らせが出始めていますが、阪堺電車の分も発表になりました。6月12日日曜日です。
 第13回「路面電車まつり」を開催します 阪堺電気軌道公式サイト(PDFファイル)
 路面電車まつりの盛りだくさんな内容はお知らせを参照していただくとして、その中に、マニアネタが一つありますので、紹介しておきます。このところ、いろいろな復活塗装が登場しているモ161形に、新たに1種類加わって、「モ161形車の昭和40年代復元両車両」というのが展示されるらしいのです。
 このお知らせの最後の「別紙」によると、モ161の登場80周年を記念して、1両を昭和40年代の姿に復元するとのこと。路面電車まつりの会場では、「内覧会」と称して、グッズを買った人の中から抽選で見せるようです。どうせだったらみんなに見せればいいのにとも思わないでもないですが、当面臨時電車での運行という、おそらく貸切営業の促進ということも含めて、あれもこれも増収策の努力であるというのであれば、阪堺電車をとりまく環境に鑑み、それも結構なことかと思います。
 お知らせには「レトロ復元車両」という言葉も出ていますが、先日鹿児島市電で発表のあったような大掛かりな改装ではなく、塗装の変更を中心とした復元になるんじゃないでしょうか。復元対象を「昭和40年代」に設定したのも、現状から復元しやすい状態だからでしょう。もちろん実物を見てみないと分からないので、あくまで推測です。「時代考証」もしているようなので、マニアには受けると思います。
 上記のように当面は臨時電車での運行とのことですが、これからの時期はモ161形は夏休みに入るので、来年のお正月には、この「レトロ電車」も一般運用に就くことを期待します。