富山駅付近連続立体交差事業 着工

富山ライトレール TLR0605号

 在来線高架化 連続立体交差へ着工 JR富山駅周辺 南北一体化に 中日新聞
 「南北一体の街づくり」 富山駅周辺の事業起工式 朝日新聞
 北陸新幹線建設に伴い、富山駅周辺の鉄道を高架化する連続立体交差事業の起工式が22日に行われました。どちらの記事にも、「南北一体のまちづくり」という言葉が出てきますが、鉄道の高架化とともに、線路の南北を結ぶ道路の拡幅と新設、富山ライトレール地鉄市内線との接続が行われます。完成は北陸新幹線が開通する予定の2014年度末から2〜3年後と書いてあるので、2017年から2018年ごろになるようです。
 もともとは富山ライトレールは、旧JR富山港線の線路敷を高架工事のための仮線用地に使うということで、併用軌道に回して機能確保するということから始まっています。その理由としては後付けかもしれないけど、広くはこの連続立体交差事業の一環でもあるわけです。
 今回の事業の完成は6年か7年後ですが、富山ライトレール地鉄市内線との接続という当初の構想の実現に向けて、一歩を踏み出しました。思えば、この日記を始めたころには、セントラムポートラムもありませんでした。振り返ってみると、富山は、「国家的プロジェクト」の新幹線にからめて、あれもこれも事業化のタイミングがよかったですね。次の世代に残せるものが形になりつつあると言っていいでしょう。
 今日の画像は、富山駅の仮設跨線橋から見た富山ライトレール富山駅北です。ここから手前の方へ線路が伸びていくことになります。