西鉄北九州線最後の日

西日本鉄道 646号
 先日、折尾へ行って、西鉄北九州線の最終日以来だなと思ったので、その10年前、2000年11月25日の写真を探してみました。銀塩カメラの時代で、撮っている枚数も少ないし大したものもありませんが、スキャンしましたのでお目にかけます。たった10年前のはずですが、写真を見ても記憶があまり呼び起こされないし、画面が古色蒼然としているのに驚きました。
 1枚目、折尾駅です。今はこのホームの部分は解体済みで、後に少し見えている橋が保存するかどうかになっていて、さらにその後の築堤が自転車置場になっています。この画像に写っている646号には、鉄道友の会による「ありがとう」のヘッドマークが飾られていました。
西日本鉄道 619号
 2枚目は折尾東口だと思います。この日は無料運行で、電車も増発されていました。末期には本数も少なくなっていたので、このように電車どうしがすれ違う光景は、あまり見られなかったはずです。
 最終運行日ということで、お客さんも多かったし、沿道で写真を撮っている人も多くて、それもマニアだけではない、そのへんのおばさんなんかも撮っていた記憶があります。最後に残ったのは黒崎駅前から折尾の区間ですが、かつては小倉へ、門司へと大動脈だったわけで、古くから住んでいる人たちには、いろいろな思い出もあったことでしょう。
西日本鉄道 646号
 3枚目は陣の原です。記憶がはっきりしないので、この「はとや」というパン屋さんを検索して、陣の原であることを確認しました。このパン屋さんは、駅前ではなくなりましたが、今でもあるようです。
 このあたりは住宅地で、JR鹿児島本線の最寄に陣原駅ができて、それと引き換えに西鉄北九州線が役目を終えたということでした。
 いつになるか分かりませんが、もう1回くらい続けます。