阪堺電車のお正月 １９９９

　新春特別企画で昔の画像を探してみました。2005年からはここにあるので、それ以前、1999年の元日のものです。おそらく2000年と思われるモノクロもあったんですが、カラーの写真がこの年しか見つかりませんでした。いずれにせよ、選ぶのに困るほど大した写真がありません。
　1枚目は住吉大社の出口で、人の流れは今と同じですが、雰囲気は違います。それが12年経ったということかもしれません。

　2枚目は上町線の住吉の電停、モ３０６号とモ１６９号です。乗車、降車の電停の使われ方は今とおそらく同じでしょう。
　このころは今よりも景気がよかったのか、モ１６１形やモ３０１形もスポンサーの付いている車両が多いです。この画像では小さくてわかりませんが、モ１６９号にはおなじみの「やんちゃな仔猫」の看板が付いています。だいたいは今と同じだけど、車両と参詣の人々の服装に、やはり時代を感じます。

　最後の画像は塚西です。今年も撮った通天閣が見えるところ。阪堺電車の沿線は、天王寺駅前周辺を除いては、大きく変わったという印象はないのですが、やはり沿道の建物はかなり変わったようです。自動車のデザインも古いと感じます。やってくる電車は１６５号で、今は旧南海色になっている車両、今年のお正月もお目にかかりました。
　変わるものもあり、変わらないものもありですが、阪堺電車のいるお正月、いつまでも続いてほしい風景です。