両備グループ代表の提言について

岡山電気軌道 7001号

 岡山市に次期公共交通体系を提言 両備グループ、公有民営方式で 山陽新聞
 LRT:岡山を世界一のエコ公共交通都市へ 両備グループ・小嶋代表が提言/岡山 毎日新聞
 この件について、両備グループのサイトに上がっている資料はこちらです。
 岡山市内交通の大改革(PDFファイル)
 提言の内容としては、岡山で、公有民営による施策により、LRTと電気、LNGなどの「新世代バス」による都市交通システムをつくって、「歩いて楽しいまちづくり」を実現しようとするもので、具体的には、資料にある「5つのアクションプラン」に集約されているようです。すなわち、
 1.LRT(路面電車)の延伸化を行い、回遊性の高い街づくりを実現する。
 2.延伸した路線は「架線レス」を行う。
 3.来年度に超低床車両MOMO2号を導入。岡山市の広告塔、本事業のシンボルとしての役割を担う。
 4.世界初の充電式車両「SWIMO」を導入。未来都市岡山の可視化されたシンボルとする。
 5.岡山駅ターミナルを方面別・乗り物別化する。
の5つで、段階ごとの具体的なスケジュールも示されています。
これを岡山市に対して提言して、市の方は、「勉強していきたい」、「研究し、参考にしていきたい」ということで、わざわざ代表がお見えになったので、とりあえず承りましたという程度の反応になっています。
 その後、両備グループのサイトに「社長室から」というコーナーがあって、そこに「エコ公共交通大国おかやま構想の反響と対応について」というメッセージが掲載されました。今日ご紹介したいのは、こちらのほうです。
 エコ公共交通大国おかやま構想の反響と対応について 社長室から 両備グループ
思いのこもったメッセージであり、中途半端に要約するのも失礼だし、長いものでもないので、ぜひ読んでいただきたいと思います。私は、民主党が積極的な「交通基本法」にどの程度期待できるのかについては判断しかねるし、公共交通の経営者でも何でもないですが、このメッセージに示されている基本的なものの考え方については、まったく同感です。
 付け足しで恐縮ですが、堺市長にコネのある方がもしおられれば、読んでいただくようにお伝えください。