鹿児島市電と街のにぎわい

鹿児島市電 9505号

 南日本新聞には、他の路面電車のある都市の地元紙に比べ、よく鹿児島市電の記事が出ているように思います。この記事も、このような分析を交通局がして、記者に売り込んだのか、記者の方が興味をもって交通局に取材して自分で分析したのか、成り立ちはよく分からないのですが、ともかく市電に関する関心が高いということではあると思います。
 鹿児島市電「中央駅前」の乗降客数が回復 商業施設開業を反映 南日本新聞
 鹿児島中央駅の駅ビルにビックカメラができたり、商業施設がリニューアルしたから、中央駅電停の乗客数が増加して、市電全体の乗客数の減少傾向も回復してきた、他方、天文館地区は落ち込んだままであるというものです。市電の沿線に行ってみようかなと思う場所ができたから、電車に乗る人が増えたという、ごく自然な現象で、それ以外に考えようがないから、おそらく分析としては正しいでしょう。
 「市電の乗降客数はバスと比べ、遊びや買い物の動向に左右される割合が大きい」という交通局の人のコメントが興味深いですね。興味深いけどなぜだかはよく分かりません。市電に乗る目的が遊びや買い物である人が多いということは、結局沿線にそのような店舗や施設が多いということでしょうか。
 同じコメントの中に出てくる「マルヤガーデンズ」というのは、天文館三越鹿児島店の跡地にできた商業施設で、今年のゴールデンウィークにオープンしたようです。検索してトップページを見たら、何枚かあるイメージ写真の中に、市電の写ったものもありました。
 今日の画像は、6年前の九州新幹線開業の日、アミュプラザも観覧車も工事中です。