広電駅前大橋線始動か？

　広島電鉄の次期社長候補の方は、公式サイトに出ている経歴を見ると、国土交通省出身です。もちろん国から社長を迎える意図は分かりませんが、その次期社長さんが、中国新聞のインタビューに答えて、駅前大橋線を2016年から2017年に運行を開始し、電停のホームを増やすと発言されています。
　広電駅前大橋線、16―17年に開通　次期社長が方針　中国新聞
　広電の平和大通線とこの駅前大橋線は長年の懸案とも言えるもので、過去何回も広電サイドからは話に出ています。今回の記事にあるように、具体的な開通時期までを表明したのは、今回が初めてでしょう。行政との連携もそれなりにとられてきたようで、これも記事によると、広島駅の南口広場の再整備の目途が付いたので実現へ向けて動き出したようなニュアンスですが、広島市のコメントは「ＪＲやタクシー、バス会社や県警と調整しながら、広場の再整備計画の中で検討する」とのことなので、それだけ聞くと、さほど計画の熟度が高まってるような印象は受けません。
　だから、新線開通までの具体的なタイムスケジュールは描けているわけではないのでしょうし、事業費をどうするかも調整が必要なのでしょうが、新線が新しい社長さんにとっての重要な施策の一つであり、その決意表明と受け取ればよいのでしょう。