阪堺線活性化策募集結果

　堺市がかねて募集していた、阪堺線の活性化策の募集結果が、堺市のサイトで公表されました。
　阪堺線の活性化策に関する提案募集の結果について　堺市(PDFファイル)
　一覧表を見ると、いろいろな種類のものがあるように思うんですね。政策提言のようなもの、その長期的なもの、短期的なもの、あるいは集客のためのアイディア、そのすぐにでもできるものと時間なり費用なりの必要なもの、仮に分けるとすればそんな感じでしょうか。跡地利用とか、存続させることへの疑問なんかもあります。
　改めて言うことでもないんですが、阪堺線を存続させる場合は、存続が可能になるような大きな枠組みを作って、そのうえで、「再生計画」と名づけるのであれば、そういうものに、具体的なアイディアを落とし込んでいくということが必要でしょう。そういう意味でこれらの提言の「仕分け」が必要になってきます。LRTに絡める提案が19件あるようですが、それは長期的な政策提言であり、活性化策の一つであることは疑いないけれども、例えて言うなら、それで今溺れている人を助けることはできないし、集客のアイディアだけで阪堺線が存続できるものでもありません。
　6月に堺市がまとめるという支援策、それが「存続が可能になるような大きな枠組み」を作り上げることができるような内容になるのか、当面の、そして最大の課題は、そこだと思います。