富山地方鉄道T100形サントラムに乗る

富山地方鉄道 T101号
 今日は富山地方鉄道の新車T100形「サントラム」に乗ってきました。車内で配布されていた「富山地鉄ニュース」によると、サントラムには、3連接のサン、富山市内で3番目に導入されたLRVであることから3兄弟のサンという意味が込められているとのこと。車体にも描かれているロゴとしてはローマ字の「SANTRAM」が使われています。
 サントラムが運行されている富山駅前から南富山駅前の各電停には、サントラム専用の時刻表が掲示してありました。ダイヤは限定運用で、水曜日が検査のため運休のようです。今日は連休中であり、運行開始から間もないこともあって、サントラム目当ての家族連れに皆さんが目立ちました。
富山地方鉄道 T101号
 さらに同ニュースによると、ボディカラーは富山の豊かな自然を4色で表現しており、立山連峰の雪のホワイト、海のブルー、陽射しのイエロー、緑の葉のフレッシュグリーンをモチーフにしたそうです。
 同形車である豊橋鉄道のほっトラムと同じような感想になりますが、サントラムは、やはり明るく、すっきりとしています。色の解説は、上記のようなことで、しかし、特殊な色が使われているわけでもなく、形が強く個性を主張するわけでもないので、そのような意味でシンプルであり洗練されていると思います。 
富山地方鉄道 T101号
 車内はインテリアとして特別凝ったものではありませんが、モノトーンを基調とし、ブルーの座席を配したオーソドックスなもので、ごく限定して使われている黄色が警戒色の効果を高めています。この車両の特徴としては、フラットな中間車体にロングシートと入口が設置してあるので、乗ったときに、お客さんの目の前にある程度の空間があることが開放的な印象を持たせることしょうか。
富山地方鉄道 T101号
 富山駅前で顔を合わせたサントラムとセントラムです。アルナ車両新潟トランシスのLRVが同じ線路を走っているのは、今のところ富山だけですね。富山地鉄に相次いで登場した新車たち、彼らはこれからの富山の発展のために、きっと大きな役割を果たしてくれることでしょう。大いに期待しています。