長崎 路面電車のいる風景

長崎電気軌道 377号
 今回の長崎は、動画は168号だけです。その代わりと言っては何ですが、長崎の路面電車のいる風景のスナップをお目にかけましょう。この1、2年事故とか不祥事とか、値上げとかいろいろなことがありました。でも、長崎の路面電車は元気でした。いろいろな意味で。
 長崎といえば、海と山の迫った空間に開けた街で、街のあちこちで山が見えます。そこで、今回は長崎らしい「山の見える風景」を集めてみました。1枚目は大浦天主堂下の橋の上から。この橋を渡ると、多くの観光客が訪れる大浦天主堂とかグラバー園があります。この川沿いは独特のたたずまいを見せています。
長崎電気軌道 1502号
 2枚目は思案橋のあたり。後方の電車の止まっているところが思案橋の電停です。思案橋という橋は現在はありませんが、遊郭に行こうか行くまいか思案したから思案橋というらしいですね。電車がなだらかにうねる坂道を駆け下りてきます。
長崎電気軌道 3003号
 3枚目は若葉町です。赤迫の4つ手前の電停で、このあたりはあまり観光客が訪れるところではありません。超低床の3000形の写ったやつも1枚いれとこうということで選びました。3000形は3編成あるけど、路線も長いし、電車も多いからか、なかなか出会いません。この写真を撮ったときは、たまたま反対側からもう1編成の3000形が接近していて、ふと振り返るとちょうど離合したところでしたが、離合シーンは撮り損ねました。
長崎電気軌道 1702号
 最後は宝町です。長崎駅より2つ赤迫寄り。以前は長崎の路面電車の電停は、歩道橋を介してのアプローチが多かったのですが、ある時期歩道橋の撤去が順次行われました。この宝町は、歩道橋が残っている電停です。これと同じ構図の写真はこの日記のどこかにあるはずです。とても長崎らしい風景なので、いつも電車を降りて、歩道橋から眺めています。