長崎 路面電車のいる風景(その2)

長崎電気軌道 701号
 長崎の続きです。1枚目は浜口町の芝生軌道です。ここが芝生軌道になったのは、もうかなり前のことですが、私が実際に見たのははじめてです。枠を組んで土を入れて芝生を植えてあるという、ごくシンプルな芝生軌道ですが、専用軌道の部分だし、見た目はこれで十分かなと思いました。ここのトンネルの上は長崎電気軌道の経営する商業施設になっています。
 やってくる電車は、元東京都電の701号で、鉄道の日のもう1両の記念運行車両です。この電車は、長崎スマートカード対応になっていて、3系で通常の電車と同じように走っていました。ここからこの電車に乗りましたが、車内は車両紹介や鉄道の日のイベント案内などが掲示されていました。
長崎電気軌道 203号
 今回、前回と比べて非常に目に付いたのが、この黄色い看板です。これは築町と出島の間ですが、方向からして、乗務員向けの注意喚起のようです。歩行者向けには「電車に注意」とか、回転灯まで付いているところもあります。ここで歩行者との事故があったので、その対策だと思います。この他にも「右折車軌道外待機」とか「電車に注意」とか、たくさん取り付けられていました。それらも接触事故の安全対策として、設置されたのでしょう。乗務員向け、自動車向け、歩行者向けといろいろな看板が設置されていました。この出島のセンターポールも、完成してから見たのは、私ははじめてでした。
長崎電気軌道 503号
 最後503号です。路面電車まつりの広告電車で、まだ、公式サイトにはお知らせが出ていませんが、11月15日に開かれる路面電車まつりのPRをしていました。
 今回は1日目は168号を追いかけて、2日間の滞在でした。いちおう全線乗って、ほどほどに降りて歩いたのですが、実質1日半くらいではとても回りきれないです。電車はどんどん来るし、お客さんもたくさん乗っています。長崎はとても自動車の多いところですが、街と電車もいい関係を築いているなあと、つくづく思いました。