夏の終わりのポートラム

富山ライトレール TLR0602号

 富山2日目は、富山ライトレールです。ポートラムに1日遊んでもらうのは、開業の日以来のような気がします。JR富山駅では、昔、富山港線のホームがあったあたりに、北陸本線の下り線が移っていて、この仮線が、富山ライトレール実現の重要なポイントの一つだったわけですが、新幹線に向けて、着実に工事が進んでいる様子が伺えました。この画像は、ポートラムの衣装として定着した感のあるラッピング車両で、3周年記念の「hana PORTRAM」です。世界中の子供たちの絵を貼り付けたということなんですが、センスがいいからオシャレに見えます。
富山ライトレール 城川原車庫
 城川原の車庫にも行ってみました。この車庫は、合理的にコンパクトに造られているので、留守番のポートラムが見えるだけで、それ以外に面白いことはないんですが、車庫の扉に、過去のラッピングを飾った「とれねこ」の絵が描かれていました。この画像の絵は、ブライダルポートラムをやったときのもののようで、なかなかかわいいです。
 「とれねこ」といえば、最近、富山ライトレールの公式サイトで「とれねこブログ」が始まったので、ここで紹介させていただきます。
 http://blog.t-lr.co.jp/
富山ライトレール TLR0604号
 こちらは、有名撮影スポットの岩瀬浜の橋の上から。霞んでいてあまりよく見えませんが、立山連峰が背景になっています。開業の日もここで写真を撮りました。ポートラムには、どの電車もだいたい20人から30人のお客さんが乗っていて、ざっとした言い方で、半分くらいは岩瀬浜で降りる行楽客のようでした。だいたい座席が埋まって、立っている人がちらほらという感じですから、営業成績としては立派なものだと思います。3年半ぶりくらいに、岩瀬浜を散策しました。とりたてて名物があるという場所ではないけれど、観光地として育てようという意気込みが感じられました。
富山ライトレール TLR0603号
 最後の画像は、夏の名残りのひまわりとポートラム、東岩瀬です。せっかく黄色が通ってくれたのに、構図もピントも中途半端になりました。
 朝がら夕方まで、ポートラムに遊んでもらった感想としては、開業から3年目の富山ライトレールは、しっかり地域に定着しているという印象を受けました。将来はJR富山駅の高架化に伴って、富山ライトレール地鉄市内電車との接続が計画されるなど、ますます活躍の場が広がっていくことは間違いなく、今後がとても楽しみです。
 動画は、例によって併用軌道部分しかありません。動画を編集しながら、あらためて思ったんですが、ポートラムはカッコいいですね。カッコいいこと、それが輸送機関としての本質的な要素かといわれると、そうではないとは思いますが、やっぱりある種不可欠な要素ではあるような気がします。