熊本市交通局 ICカード導入検討

熊本市電 1204号

 バス4社と熊本市交通局、IC乗車券の導入検討 熊本日日新聞(閲覧には会員登録が必要)
 記事をある程度要約しておくと、県バス協会がICカード導入の検討を始めたというもので、熊本市内を走るバスと熊本市電は1997年から磁気カードの「TO熊カード」を取り入れ、2007年度の同カード利用額は計30億8千万円、対象路線と市電の運賃収入の41.6%を占めるところ、カードリーダーが5年後に更新時期を迎えることから、ICカードへの切り替えを検討することにしたとのことです。
 バスだけではなくて、熊本電気鉄道は鉄道への、交通局は市電への導入を想定していること、また、西日本鉄道とのシステムの共用も検討することも記事に書かれています。
 九州の路面電車では、鹿児島市交通局が全国的にも早い時期にICカードを入れました。長崎電気軌道も最近導入しましたが、どちらも運賃支払に特化したカードになっています。電子マネーの機能も持たせる方がいいのかは、いちがいには言えないでしょうが、時期は5年後ということですから、電子マネーの業界事情も現在と変わっているかもしれません。そのころには九州新幹線鹿児島ルートが全線開通しているので、JR九州SUGOCA西鉄nimocaと相互利用できるようになると、より便利になるんじゃないでしょうか。先行事例をよく研究していただいて、使い勝手のよいカードにしていただければと思います。