京都市電 最後の日々
久しぶりに書籍の紹介です。『京都市電 最後の日々』、上巻が5月、下巻が6月の出版です。著者は親子の方で、他にも写真集を出しておられて、このシリーズでもN電の共著があります。お父さんが写真、文章の執筆が息子さんという分担だそうです。
京都市電 最後の日々〈上〉 (RM LIBRARY 117)
- 作者: 高橋弘,高橋修
- 出版社/メーカー: ネコ・パブリッシング
- 発売日: 2009/05/01
- メディア: 単行本
- クリック: 9回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
京都市電 最後の日々〈下〉 (RM LIBRARY 118)
- 作者: 高橋弘,高橋修
- 出版社/メーカー: ネコ・パブリッシング
- 発売日: 2009/05/01
- メディア: 単行本
- クリック: 8回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
京都市電は、大都市の路面電車の中では、比較的遅くまで残った部類に属します。それでも廃止から30年経って、今思えば、いくらかでも残しておけば、違っていただろうにと思いますが、それは今だから思うことであって、当時の状況からすると、やむをえなかったのかもしれません。それでも、代替になるべき地下鉄の開通が遅れたこともあり、もうすこしがんばっていれば、時代の変化が市電への追い風になったかもしれないとも思います。
大部の書籍ではないですが、市電の記録を後世に残すという意味で、よい本だと思います。今日の画像は、烏丸五条のビルの1階に保存されているN電です。街を歩いていると、ふと市電の保存車に出会うというところは、他にはあまりないと思います。