福井鉄道 株主総会

福井鉄道 モ774-775号

 株主総会のシーズンですが、福井鉄道株主総会のニュースがありましたので、見ておきたいと思います。
 福井鉄道 株主総会 住民参加で再建目指す 読売新聞
 新生福鉄が“発車” 初の株主総会 中日新聞
2008年度決算は、鉄道、バスともに赤字、不動産と広告事業で埋めて、事業全体としては補助金込みで708万6000円の経常黒字、鉄道に関して具体的には、営業収益が前年度比1448万円減の3億5090万円、補助金を加えた経常損益は2266万円の赤字、乗客数は、暖冬の影響で前年度より6000人少ない160万5000人とのことです。
 「暖冬の影響」はもちろんあるでしょうが、それにしても鉄道の乗客数が減少し、営業収益も減っているという状況は厳しいです。事業全体として、今回は何とか黒字にしたけれども、主力事業がコンスタントに利益を出せるようにしないと会社として持たないでしょう。福武線が危機的な状況にあった、それが広く報道されていたにもかかわらず、乗客数が減っているということは、やはり、先行きが明るくないことを物語っていると言わざるをえません。
 鉄道事業を利益を出せる事業にすること、そのためには、もちろん会社の経営努力も行政の支援も必要だけど、やはりお客さんにたくさん乗ってもらって、収益が増えるという形にもっていかないと、将来につながらないように思います。