都電７５００形の引退

　来年から導入される都電８８００形の発表の際に、代替廃車は７５００形ということが明らかになっていましたが、平成22年度までには７５００形は全廃という記事が出ていました。そして、新車の導入を待たず、すでに2両が引退したようです。
　都電７５００形　３年後全廃　産経新聞
　お帰りなさい！引退した都電を駅跡の遊園に展示　産経新聞
調べてみると、７５００形は1962年製で、現在の車体に更新されたのが1984年からといいますから、７０００形よりは新しいのですが、７０００形は数年前からリニューアル工事をしてきたので、車両の状態としては、７０００形の方がよいのでしょう。７５００形は、特別マニア受けする電車というわけではないけれども、７０００形の新車体と同様に機能性を重視しつつも、正面3枚窓に旧７５００形の面影を残していて、都電の系譜を受け継いでいることを感じます。
　見慣れた電車が去っていくのは寂しいことですが、新旧交代はあるのが当たり前ですから、交代してやってくる新車に期待しましょう。今日の画像は2年前のイベントのとき、７５２０号の荒川車庫からの出庫風景です。