土佐電気鉄道 301号里帰りなど

土佐電気鉄道 301号

 土佐電気鉄道の301号、元西日本鉄道北方線324号が、高知での役目を終え、九州へ里帰りしたそうです。
 とでん 301号 九州からの便り 土佐電鉄の電車とまちを愛する会 ニュース
この301号は、西鉄北方線の廃止の際に、1両だけ土佐電鉄に譲渡された電車で、当初は通常の営業運転も行ったらしいですが、ワンマン化されることなく、ビール電車などの貸切用として運用されてきました。それがこのたび現役を退き、九州へ帰還したそうです。上の記事にリンクしてある「北九州線車両保存会」というころが引き取って、JR原田線筑前山家駅のそばで、西鉄時代の塗装に復元され、北九州線の621号とともに保存されるとのことです。
 北方線は今、北九州モノレールとなっている路線ですが、その車両は、車両限界の関係から前面が個性的な風貌になっていました。しかし、現存するのはこの324号だけではないでしょうか。貴重な車両でもあるし、里帰りを果たしたことは、喜ばしいことです。いつまでも大事にしてやってほしいと思います。
 今日の画像は高知駅前の土佐電気鉄道301号です。電車乗り場も移設され、JR高知駅も高架になって、今はこういう風景ではありません。
 九州の路面電車の話題を2つ、併せて紹介しておきます。
 復元中だった熊本城の本丸の一般公開日が4月20日と決定し、当日は市電が無料運行されることが発表されています。
 熊本城本丸御殿 公開初日は市電無料 4月20日 西日本新聞
 また、3月20日から予定どおり、長崎電気軌道でのICカード長崎スマートカードの運用が始まっています。
 電車も「スマートカード」で 長崎電気軌道が運用開始 長崎新聞