札幌のHi-Tram(ハイ！トラム)

　今日はHi-Tram(ハイ！トラム) の試乗会の日ということで、札幌市電の車庫の電車事業所へ朝8時半ごろ行ってみました。後で関連記事をまとめていますが、20人×3回の募集に対し、1000人を超える応募があったそうです。私は行ける可能性がほとんどなかったので最初から申し込んでいませんが、当たった方は相当幸運でしょう。すでに車庫のブロック塀にへばりついてマニアのみなさんが写真を撮っていたので、私も並んで撮らせていただきました。テレビカメラも来ています。別の架線・バッテリーハイブリッドLRVであるSWIMO（スイモ）も試乗対象ではありませんが、一緒に並んでいます。

　試乗会の行程は電車事業所前からすすきのまでの片道で、帰りは回送でした。Hi-Tram(ハイ！トラム)の実物は写真で見るよりも、引き締まった感じがします。札幌市電と同じメロディーホーンを鳴らして街を行く様子は、札幌市電の中で、異彩を放っていますが、緑色に塗れば、これはこれでいいかなと思います。リトルダンサーSタイプを札幌市電が採用するに当たってのネックは、カーブの関係で中間の客室部分を長くとれないことでしょう。もちろんバッテリートラムとするのであれば、それを採用する明確な意図と目的があるべきと思います。

　後掲の記事によると、昨年11月からはじまったHi-Tram(ハイ！トラム) の札幌市電の営業線上での試験は、今日の試乗会をもって終了だそうです。午前中3回の一般向け試乗会と、午後から関係者らしき人々向けの同様のデモがありました。一部区間でパンタグラフを下げてバッテリー走行したそうですが、私はあいにく車庫内の入換でしか目撃できませんでした。
　Hi-Tram(ハイ！トラム) は、札幌市電に何を残したのでしょうか。
　今日の試乗会の関係の記事を紹介しておきます。
　新型市電体験　札幌　朝日新聞
　電池で走る路面電車「ハイ！トラム」、一般試乗会　産経新聞
　雑記帳：ハイブリッド路面電車の試乗会　札幌　毎日新聞
　快適ハイブリッド市電　札幌で試乗会　「低床式」バリアフリー仕様　北海道新聞
　次世代路面電車の試乗会　バッテリー搭載型、札幌市　日本経済新聞
　限られた運行回数でしたが、動画も少し撮りました。よろしければ、ご覧ください。