四日市のLRT

広島電鉄 5101号

 またひとつ、新たにLRT導入を検討という街が手を挙げました。三重県四日市市です。
 四日市市中心部に路面電車を 駅周辺の活性化目指す 中日新聞
 明日のために:四日市市、LRT運行を検討 超低床で電池式採用 /三重 毎日新聞
 走るか走らないかも分からないのに、「電池式採用」とあるのが面白いですね。事業費を見積もるうえで、架線・変電設備等の要否が影響するので、先に「電池式」の電車と決めておくことは不合理ではないのですが。
 四日市へは行ったことがないので、地図を見てみます。

 記事を読んでみると、「長期的な視野で検討」とか「長期的な構想」ということで、検討を始めただけのようです。ただ、中心市街地活性化事業の一環という位置づけがあること、一部未完成なものの広い道路があること、JRと近鉄の駅という既存鉄道との連携、それらと市役所と病院という公共施設を結ぶことで、それなりにLRTが活躍できる素地はある計画のように思います。
 たった2kmに電車を敷いても、費用に見合った効果が得られるのかというのは大きな課題ではありますが、中心市街地の活性化そのものが成功すれば、相乗効果で「小さく生んで大きく育てる」ことも期待できるのかもしれません。計画が進展するのか、まったく未知数ですが、少し気にかけておきたいと思います。今日の画像は広い道を走っている路面電車の例として、広島を貼ってみました。