路面電車の走る街物産展

豊橋鉄道 新型LRV

 豊橋の市電の広告でおなじみの百貨店豊橋丸栄で、全国の路面電車のある街の特産品を集めた物産展が12日まで開催されています。
 新生豊橋丸栄が記念イベント 東海日日新聞
 路面電車が走る町の特産品市 豊橋丸栄、富山や福井など16都市参加 中日新聞
 路面電車の走る街 美味名産品特集 豊橋丸栄
 百貨店でのこの手の物産展はとても人気があるそうですが、路面電車の走る街を集めたところが新しい発想でしょう。今日の画像は豊橋鉄道アルナ車両に注文している新型LRVのイメージ図で、電停なんかにも貼ってあります。今回の催しに当たっては、この新車導入に向けて盛り上げていこうという企画意図もあるようです。
 路面電車の走る街は、地方都市にしても、個性的な街が多いと思います。路面電車が、どこにでもあるものではないということもあるでしょうが、おそらく路面電車があるから個性的なのではなくて、街の個性が路面電車をはぐくんできたということでしょう。
 それでは、路面電車が走る「かもしれない」街の最近の話題を紹介しておきます。
 松江市がLRT導入可能性検討へ 山陰中央新報
 考えよう、新たな盛岡 市民団体「LRTを走らせ隊」岩手日報
 静岡市が交通実証実験 中心市街地、歩行者優先に 静岡新聞
 地方都市で巨額の投資をして、採算ベースに乗せるということは非常に難しいでしょう。もちろん採算ベースに乗せることがすべてではないけれども、そうでなければ「全体の負担」になるわけで、結局事柄の合理性で勝負するしかないことになります。松江だと一畑電車との、盛岡だとJR山田線との連携が考えられているようですが、そういうことも「合理性」の一要素ではあると思います。