広電 電車混雑度情報提供実験(その2)

広島電鉄 5104号

 広電電停で情報実証実験 中国新聞
広島電鉄の電停で、電車の混雑度の情報を提供する実験が始まるそうです。広電の公式サイトにも国土交通省のプレスリリースの資料も出ていますが、これ専用のサイトが立ち上がっています。
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期間は2月12日から2月29日まで、実験のメニューは3つあるのですが、混雑度の情報提供が行われるのは八丁堀電停の下りとなっています。
昨年の夏にも、同じような実験を行いました。その際にアンケート調査を実施しているので、おそらくそのようなことも踏まえ、より本格的な実験になるようです。
 広電 電車混雑度情報提供実験など - 猫電車日記
今回は電車の混雑度を把握するための自動的なシステムが構築されていることが注目されます。すなわち、ひずみゲージを利用してレールのたわみ具合から電車の重さを計測して混雑度を把握し、トロリーコンタクターと無線通信によって得られた電車の行先等を総合して、情報提供するということです。広電はポイントの切り替えのために、車載器との無線通信を行うシステムを整備しているので、そこから得られる情報との組み合わせによって混雑度の表示が自動化できるわけです。課題はひずみゲージによる混雑度把握の正確さですが、表示するのは「満」から「空」まで4段階くらいの比較的おおざっぱなものだし、事前にチューニングをやっておけば、大きく外れることはないでしょう。
 このような情報提供が有効なのは、電車が混雑していて、かつ多頻度で運行されているという場合でしょう。だからどこにでも必要とは思わないし、急いでいる場合など、あるいは人によっては意味のないこともあるかもしれません。しかし、混雑度の平準化が可能であれば、電車の円滑な運行にも資するわけですから、やってみる価値は十分あるでしょう。
 専用サイトには、ご意見募集のフォームも用意されています。こういうことは、実際に利用するみなさんがどう思うかが大切だと思います。利用された方は、ぜひ意見、感想をどうぞ。