日本一の路面電車〜広島電鉄

　朝日新聞のアスパラクラブの会員アンケートで、日本一の路面電車に広島電鉄が選ばれたそうです。
　第４５回　会員アンケートで選んだ日本一の路面電車 朝日新聞
何が日本一かということもあるのですが、それも含めてのアンケートで、とにかく日本一であるということでしょう。宮島線を併せた路線延長も輸送人員も保有車両数も日本一、おそらく知名度も日本一です。広島電鉄が路面電車業界のリーディングカンパニーであることは、多くの人が認めるでしょう。「路面電車は観光資源ではなく、都市の公共交通を担う主役なのです」という広電の社長さんのものと思われるコメントがありますが、広島という街のアイデンティティが路面電車を育んできて、それが結果として広島という街の観光資源となっている要素はあると思います。
　この記事そのものはアスパラクラブに入会しないと読めないようですが、関連動画が公開されています。
　日本一の路面電車で街を走る　朝日新聞
広島は自動車も多いし、公共交通で言えばバスも多い、それらが路面電車と共存している街だという印象があります。それだけ大きな街であるということですが、それだけではないんでしょう。都市型のライフスタイルの多用さを容認するだけの器の大きさというか、広島の街にはそういう面もあるような気がしています。
　先日紹介した広電の電停での混雑度などの情報提供実験の記事があったのであわせて紹介しておきます。
　国交省：案内表示板で路面電車情報　広島市内で実験始まる　／広島　毎日新聞
新しい情報としては、堺市などのLRTへの提供を目指していること、混雑度の表示実験は期間中だけのようですが、電車の種類と行先を表示するタイプのものは、実験後も残すとしていることです。