ポートラム運転したい

富山ライトレール TLR0606号

 アニメの「サザエさん」のオープニングにポートラムが出ているらしいですね。私は見てないんですが、そんなことを聞いてネットで検索したら、そういうことらしいです。「国民的人気番組」ですから、タイアップがあるんでしょう。前にも書きましたが、ポートラムは富山の観光ポスターにも登場していたし、富山ライトレールを富山の観光名物として育てようというPR作戦が徹底しています。
 私が富山港線をはじめて訪ねたのはJR時代の2004年12月、それから富山ライトレールの工事が始まってから1回行っただけですが、およそ観光客に縁のある鉄道路線ではありませんでした。最初のとき、岩瀬浜の小屋のような人気のまったくない駅舎の中の社員食堂の食券販売機のような簡易自販機できっぷを買ったこと、インテック本社ビルの裏でテントを張って行われていた併用軌道の工事を眺めながら、こんなところに路面電車が走るのかなあと思ったこと、どちらもほんの2、3年前のことです。それだけの短期間に鉄道の再生を成し遂げた理由を考えてみると、市長のリーダーシップが大きいことは言うまでもないのですが、その意を受けて、抜かりなく実行に移していった事務方が、市長の考えに共感して、誇りを持って仕事をしてるからじゃないかと思います。もちろん市役所の内情など知る由もないですが、私のたいして長くはないけれども、短いとも言えなくなってきた月給取りとしての経験から、そんなふうに思うのです。うらやましい限りです。
 ポートラム運転したい 全国から就職志望者 北日本新聞
「多くの人に乗ってもらえると、まちづくりで役に立っていることを実感する」というその手ごたえが、富山ライトレールの「今」を象徴しているように思います。