鹿児島市電の新しい車庫の計画

鹿児島市交通局 乗車券発売所

 現在武之橋にある、地名は高麗町というようですが、鹿児島市交通局と市電の車庫が、たばこ産業の工場跡地に移転することは、過去に書いたことがありますが、このたびパブリックコメントの募集で、具体的な施設の概要が明らかになりました。
 鹿児島市交通局局舎・電車施設基本計画(素案)についてのパブリックコメント募集 鹿児島市交通局公式サイト
このような市民が直接利用しない施設でもパブリックコメントをやるんですね。新しい車庫の場所は旧たばこ産業工場敷地の南端で、神田電停の前になるようです。「施設見学コースを設定するなど」と書いてあって、「開かれた施設」を目指しているようでいいことだと思いますが、電車の車庫や工場という性格上、安全確保の必要もあるので、やたらに開放するようなものでもないでしょう。今の車庫にはトラバーサがありますが、今回の車庫は敷地を広めにとって、分岐を多く設けることで入替等の対応をするようです。
 今の交通局の車庫は、石造りの変電所など古い建造物も残っています。この画像は、今の車庫にある「乗車券発売所」で、詰所や事務所もこの建物にあると思います。こういうどうということはないけども、時間の流れを経てきた機能的な建物が妙に好きだったりします。