阪堺電車のお正月 2008(その3)

阪堺電気軌道 モ166号

 一昨日の続きです。松虫付近の併用軌道でのモ166号、中央の奥が阿倍野天王寺駅前方面になります。この手前で斜めに道路を横切って専用軌道に入って、松虫の電停があります。
 「阪堺電車」とずっと書いていますが、関西圏では「○○電車」という言い方が好まれます。他方首都圏では「○○線」と呼ぶのが普通のように思います。例えば「阪急電車」とか「小田急線」とか。もちろん例外はたくさんありますが、一般的にそういう傾向があるようです。理由はよく分かりません。首都圏では事業者よりもネットワークを形成するものとして個々の路線が考えられているのに対し、関西圏では歴史的な競合関係が、事業者名を強く意識させるのか、あるいは「汽車対電車」というとらえかたが強かったのかのかなと勝手に思っています。そんなことで、「阪堺電車」といったときには阪堺電気軌道の路線全体、あるいは軌道事業全体を指し、「阪堺線」は、恵比須町から浜寺駅前間の路線名称といったような微妙な使い分けがあります。
 モ161形の画像ばかりになりましたが、他の電車でもパンダの広告電車とか、いろいろ走っていました。電停の掲示によると、今年は正月三が日が臨時ダイヤ、今日が土曜・日祝日用ダイヤに昼間臨時増発という形で運行されたようです。