江ノ電 タンコロまつり 2007

江ノ島電鉄 タンコロまつり会場
 久しぶりに上京して、江ノ電へ行ってきました。いい天気で、海岸沿いの車窓から海に目をやると、きらきら光る海面に、サーファーたちがぷかぷか浮いています。秋の行楽シーズンということもあって、江ノ電は混んでいて、帰りの鎌倉駅では、乗車まで30分待ちと言っていました。
 極楽寺の車庫では、今日は年に一度のイベント第21回タンコロまつりが開かれていました。「撮影会」と銘打たれたイベントがマニアばかりなのに対し、このタンコロまつりはファミリーが圧倒的に多いです。内容は、タンコロこと108号と、305号編成、そして304号の前面カットボディの展示と子供を乗せて走るミニ江ノ電の運転、グッズと部品の販売、NゲージとHOゲージのレイアウトなどで、たいへん賑わっていました。
江ノ島電鉄 108号
 最初、昼ごろに行ったのですが、あまりに人が多すぎて、とても写真を撮ったりできる状況ではなかったので、終了間近にもう一回行って、タンコロこと108号の写真を撮りました。車内の見学もできるようになっています。直接制御の大きなコントローラーが取り付けられている単純な運転台は、まさに路面電車の趣です。大切に保管されて、このように年に1回展示されることは、電車の余生として、とても恵まれたものでしょう。唯一残る旧型の305号編成のほうも人気があり、車内見学の行列ができていて、304号のカットボディでは、子供が制帽をかぶせてもらって、記念撮影をしていました。
江ノ島電鉄 501号+551号
 ようやく「新500形」にもお目にかかり、乗車することができました。旧500形の面影を見られるかどうかは、人によって違うと思いますが、すっきりしたデザインの中にしっかり主張を忍ばせているという感じで、好感が持てます。車内には液晶ディスプレイがあり、沿線の観光案内を流してるところが今風です。そしてやはりこのクリームとグリーンの江ノ電カラー、江ノ電にはこの色がよく似合います。
 今日は例によって腰越あたりの併用軌道を何往復か歩きました。動画も撮ってみました。

江ノ電には見どころがいろいろあるのですが、私はやはりこの併用軌道の究極の混在感が好きです。
(11月5日〜11月22日分の記事は、後日可能な範囲で補完します。)