福鉄電車が脱線(その2)

福井鉄道 モ882−3号

 コメント欄にも書いていただいていますが、先日発生した福井鉄道の市役所前での電車の脱線原因が公表されています。
 市役所前停留場内の脱線事故について 福井鉄道公式サイト(PDFファイル)
 新聞記事はこちら。
 落下部品に乗り上げか 福鉄脱線事故 福井新聞
 福井鉄道事故は乗り上げ脱線 線路に別車両の部品 産経新聞
 原因は、「フランジウェイに落ちていた固い異物に左側車輪が乗り上げ、その衝撃によって右側車輪がせり上がり、右前方に脱線したと推定される」とのことです。新聞記事では事故現場付近で見つかったのは、200形のブレーキシューの一部だが、現在200形の電車でブレーキシューの欠けたものはなく、かなり前に脱落したのではないかということが書かれています。
 見つかったブレーキシューのかけらは5〜6cm×1cmでかなり小さなものです。車輪の傷の検証もされているので、それが軌道の溝に挟まっていたのは事実のようですが、果たしてそれだけで脱線にまで至るのか、ちょっと不自然な気もします。しかし、こういうことは素人がどうこう言うことでもないし、まだ特定には至っていないとのことなので、他の要素も出てくるのかもしれません。