Hi-Tram(ハイ!トラム)登場

伊予鉄道 2103号

 以前、札幌市電で11月下旬から架線レスハイブリッド路面電車の実験を行うという記事がありました。
 札幌市電架線レス電車走行実験計画 - 猫電車日記
そのうち鉄道総合研究所の電車が報道公開されました。名前はHi-Tram(ハイ!トラム)だそうです。
 電池だけで走行、「省エネ」路面電車が登場 読売新聞
 省エネ路面電車を報道公開 鉄道総研 産経新聞
今日の画像は松山の風景ですが、記事の画像を見ると、Hi-Tramはリトルダンサー伊予鉄道にいるタイプがベースになっていることが分かります。電池の容積をどれくらいに抑えてあるのかとか、どこに積んであるのか等興味がありますが、この記事だけからはよく分かりません。フル充電で走行可能な距離が15kmなのか30kmなのかも記事によって違いますが、かなり実用に近い水準になってきているのは確かでしょう。実際に営業運転するには、電池での走行可能距離を延ばすことはもちろん、電池の耐久性、信頼性、充電のスピード、そして車内の居住性、クーラーの設置など、まだまだ課題が山積しているように思います。しかし、バッテリートラムは、ここ数年で大きく進歩した分野だといえるのではないでしょうか。将来期待できそうです。
 実験開始予定の11月下旬まであと1月ほどになりました。札幌市電での実験では、もう1両川崎重工の架線レスLRVであるSWIMOも使われる予定になっています。