福鉄電車が脱線

　14日の夜に福鉄電車が市役所前で脱線したそうです。事故によるけが人はありませんでした。
　福鉄福武線が脱線　乗客10人けがなし 福井新聞
　福井・大名町　交差点で電車脱線　乗客らにけがなし　福鉄、１５本区間運休　中日新聞
　福井鉄道の普通列車が脱線　レール接続部外れ、原因か　中日新聞
　福鉄福武線脱線　朝日新聞
福井駅前から市役所前方面に向かっていた武生新行きの電車が、福井駅前に通じるいわゆるヒゲ線と本線との分岐点付近で脱線して、そのまま20ｍくらい進んだそうです。今日の画像は、脱線した７７０型ではなくて８８０型ですが、ちょうどこのあたりかなということで選んでみました。
　脱線原因については、「脱線の原因は不明として同日、国土交通省中部運輸局に報告」とか、「レールとレールをつなぐ約四十センチの鉄製の接続部分が外れていた」とか書いてありますが、とりあえず不明のまま、翌日始発から平常運行に戻っています。
　併用軌道のように、アスファルトで押さえてあっても、レールのつなぎ目の金具が外れるんですね。外れたから脱線したのか、脱線した衝撃で外れたのかは定かではありませんが。
　全国的には路面電車の脱線のニュースは定期的にあるような気がします。併用軌道は構造的にレールに異物が挟まりやすいのは確かでしょう。この程度の事故なら大したことないのかもしれないし、昔ならもっとあったかもしれないけど、そういう時代ではないので、原因究明と対策に努めていただきたいものです。