「公共交通でおでかけウイークエンド事業」

　今日からの三連休、富山市では「公共交通でおでかけウイークエンド事業」として、富山ライトレールとそのフィーダーバス、富山地鉄の市内電車、まいどはやバスの乗車が無料になっています。
　3日間無料運行　まちづくりとやま
昨日、中心市街地活性化基本計画でにぎわい創出の主要施設として位置づけられている「総曲輪フェリオ」という百貨店の「大和」を核テナントとする再開発ビルがオープンして、そのオープン記念で公共交通機関の無料運行が企画されたもので、公共交通機関を利用して中心市街地へというキャンペーンになっています。無料なのは電車だけではなくて、富山競輪場と富山大橋右岸河川敷の駐車場も無料になっていて、パークアンドライドも行われています。
　北日本新聞によると、「路面電車は総曲輪フェリオが開店する午前十時が近づくにつれ、富山駅前方面から南富山駅へ向かう車両の乗客が増え始め、開店後はほぼ満員の状態が続いた。富山駅前では一時、電車を待つ乗客が停留所にあふれた」とのことで、盛況のようです。
　無料電車で買い物　公共交通週末事業、フェリオにぎわう　北日本新聞
　富山ライトレールのICカードpasscaも、これに合わせて、従来のプレミア方式からpassca利用時は割引運賃が適用になる方法に改められ、フィーダーバス、まいどはやバス、グランドパーキングの運賃や駐車料金の支払いができるようになるとともに、社会実験として期間限定で、中心市街地での買物によってポイントがたまるというサービスが付加されています。
　9月21日（金）「passca」が生まれ変わります。（PDFファイル）富山ライトレール公式サイト
　パスカの新しい利用方法　まちづくりとやま
　富山市の中心市街地活性化の壮大な取り組みは、好調なスタートを切ったといってよいでしょう。これを持続させ、発展させていく、そのためのひとつ手段としての路面電車の活用に注目したいと思います。