広電が脱線

広島電鉄 2002−3号

 6日の朝、広島電鉄西広島駅で回送電車が脱線する事故が発生しました。
 鉄道トラブル:広電宮島線の回送が脱線 西広島駅出発直後、5時間近く不通に /広島 毎日新聞
 広電 回送中の電車が脱線 広島ホームテレビ
ホームテレビの動画を見ると、当該車両は2002−2003号の2両連結車両で、東高須駅よりのポイントを通過した際に脱線したようです。この事故で宮島線西広島から商工センター間が5時間近く不通になったとのこと。2000形はほぼ朝のラッシュ時専用なので、時間帯からして朝の仕業を終えて、荒手車庫に引き上げる途中だったと思われます。
 原因は調査中とのこと。ポイント通過中の脱線ということで、路面電車ではポイントの切替えミスや信号誤認で脱線する事故があるので、その類かとも思ったのですが、事故現場は鉄道線なので路面電車と保安装置が異なり、電車の通過中にポイントは動かないはずです。続報によると、ポイントは正常に作動していたらしいということになっています。
 広電脱線事故で原因調査続く YAHOO!News 中国放送
鉄道・航空事故事故調査委員会の調査官が車輪のフランジを調べたとのことで、車両側の原因もあり得そうな状況になっています。当該車両に固有の原因であれば、他の電車は大丈夫と言えるのですが、いずれにせよ、原因がはっきりしないと安心できないという部分は残ります。
 今日の画像は3年くらい前の当該事故車両です。このときも朝のラッシュ時の運用を終えて、引き上げていくところでした。