嵐電 妖怪電車に乗る(その2)

嵐電 妖怪電車

 1回でいいかなと思ったんですが、嵐電からの追加のお知らせが出ているので、再度取り上げます。
 「妖怪電車」についてのお知らせ 京福電気鉄道
まず、妖怪はいつでも乗っていませんということのお断りなんですけど、これ実際に嵐山で降りるとき「お化け乗って来えへんやんか」と文句言っていたおばちゃんがいました。あらためてお知らせが出ているところをみると、結構苦情があったのかもしれません。実際私も妖怪が乗ってくるんかなと思っていたわけですが。たとえば、新聞記事だとこういうふうに書いてあります。
 子どもたちから悲鳴が… 京都・嵐山に「妖怪電車」 朝日新聞
この記事だけ読むと、「動くお化け屋敷で、涼んでもらえれば」なんて嵐電の人のコメントもあるし、「お化け」が乗ってくるのかと思うほうが普通でしょう。確かにポスターには妖怪がいつも乗っているわけではないという意味のことが書いてありますが、テレビや新聞だけ見てくる人もいくらでもいるわけですから。
 メディアに取り上げてもらおうとすると、仮に妖怪はいつでも乗りませんと記者に説明したとしても、そう書いてくれる保証はありません。妖怪に扮しているのは、地元の商店街のみなさんだそうなので、商売もあるし、毎日夕方から夜までやってられないという事情はあるでしょう。だから、お化けが出ますというPRをするなら、いつもお化けが出るような企画にするか、お化けは出ないけど、車掌さんがお化けのコスプレしてますくらいの、いつでもできる範囲の企画にしておくかということにしておいたほうがいいのではと思います。広くPRすると、それだけ誤解を生じる可能性は大きくなってしまうからです。 
 妖怪料金50円の件、妖怪の格好をしているから、他の電車にも50円で乗せろというのは、そう言うほうが無茶だと思いますけどね。京福には「沿線活性化担当部長」というポストがあるんですね。はじめて知りました。予想以上の反響があったから、こういうお知らせをしなくてはいけなくなったのでしょう。これに懲りずに、またいろいろ企画してほしいと思います。
 それでは車内の様子の動画を少しだけどうぞ。