都電 路面電車の日記念イベント 2007

都電 9001号
 昨年に引き続き、日帰りで都電荒川車庫のイベントへ行きました。今年は新車9000形9001号と車両保存施設「都電おもいで広場」のお披露目がメインイベントです。朝から三ノ輪橋で9001号の出発式がありましたが、私が到着した昼ごろには、9001号はすでに荒川車庫へ戻っていて、マニアの被写体となっておりました。「撮影会」ということで、自由に電車に近寄れる時間と、ロープの外側から撮影する時間が区切られており、今日は9001号の車内の公開はありませんでした。撮影会では9001号デビュー記念のラッピング花電車との並びも披露されました。今日は天候にも恵まれ、広くない荒川車庫の敷地には、多くのマニアが集っていました。
都電おもいで広場
 こちらは荒川車庫の敷地の一角に設けられた「都電おもいで広場」です。5501号と7504号が展示されています。5501号は車内の座席と片側の運転台が撤去され、天井にクーラーが取り付けられて、ギャラリー用に改造され、昔の都電の写真が展示されていました。車体そのものは美しく補修されています。7504号の方は、塗り替えたのか、昨年のレモン色とは違って、もう少し落ち着いた黄色になっていました。こちらの車内は、現役当時のままのようです。入口に設置された自動販売機が、2両と同じ塗装にされているところにしゃれっ気を感じました。この施設には屋根がなく、良好な保存状態を維持するために不安もなくはないのですが、交通局の施設なので、適切に維持管理はされることを期待したいものです。
都電 7008号
 ラッピングの花電車は3両用意されています。華やかさには欠けますが、これが今風の花電車なのでしょう。今年のイベントは、メインの2つ以外は都電おもいで広場の外側の出店だけということで、子供向けの企画はなく、どちらかというとマニア向けの内容でした。後はおせんべい付きの一日乗車券を購入して、あらかわ遊園一球さん号を見に行ったり、三ノ輪橋を見学したり、電車に乗ったり歩いてみたりで、夕方まで過ごしました。都電の沿線では、線路脇に植えられたバラが美しく咲いています。
 9001号の出発式の新聞記事を紹介しておきます。
 都電荒川線にレトロ調の新車両、停留場もタイムスリップ 読売新聞
 都電荒川線がレトロに変身!新型車両は昭和初期をイメージ サンケイスポーツ
 レトロ都電あす出発 通常運行前に式典 東京新聞