長崎の路面電車が脱線

長崎電気軌道 3001号

 長崎電気軌道路面電車脱線事故が相次いで、原因調査のため、今日は大規模な運休が発生しました。
 路面電車脱輪で事故調が調査 一部運休し3万3000人に影響 長崎新聞
 長崎市路面電車脱線 3万3800人に影響 事故調査委現地入り 交換レール不具合か 西日本新聞
 長崎の路面電車、脱輪続きで事故調が調査 朝日新聞
 事故発生は今月19日と24日、場所は魚の町交差点、電停でいうと公会堂前で、蛍茶屋方面からの電車が幸町方面に右折する際、脱線したとのことです。今日は当該地点を通過する蛍茶屋発着の3系、4系の全区間及び5系の蛍茶屋-築町間が運休となりました。同社の携帯用サイトには、20:30を目途に運行再開の告知が出ていましたが、事故の発生した渡り線を通過する3系は引き続き運休した模様です。
 記事によると、現場はレールを交換した直後とのことで、新旧のレールのつなぎ目、又は新たに設置した脱線防止ガードが原因に関係していると見られているようです。幸い事故によるお客さんのけが人は出ていませんが、連続脱線を重く見た航空・鉄道事故調査委員会が現地調査に行う事態になっています。普段は、電車って何気なく走っていて、当然線路上に乗っているものと思い込んでいますが、とくにカーブの挙動などは非常にデリケートな要素に左右されて、何かのはずみでその均衡が崩れると、簡単に外れてしまうんだなあと思いました。
 画像は、もう3年くらい前のものですが、今回の事故現場のカーブを曲がってくる超低床電車の画像です。