幸橋の架替工事の工期短縮など

福井鉄道 モハ81F

 福井鉄道の併用軌道区間で、足羽川を渡る橋を幸橋といいます。もともと福鉄電車の併用軌道はこの橋の中央を走っていましたが、架替工事のため、上流側に仮設の専用橋を設けて運行しています。その架替工事の工期が短縮されて、今年11月には新しい橋が全面開通することになったというニュースです。
 福井・足羽川 幸橋11月全面開通 新工法、暖冬で7ヵ月早く 福井新聞
現在の仮設の専用橋へ入るときと、専用橋から出るときの2回、電車が信号に引っかかります。それが原因でダイヤの乱れが生じているとのことですが、新しい橋が供用されると、電車はもとのように橋の中央を走ることになり、定時性の確保につながることになります。さらに、一時期盛んに議論されていた、福井鉄道えちぜん鉄道への乗り入れが、この幸橋の工事に伴うダイヤの乱れを理由に、一時棚上げされていたことから、最近のえちぜん鉄道LRT化計画とも併せて、議論の後押しになりそうとも記事には書かれています。
 画像は仮設の専用橋から出てくる、今はなき80形電車です。そういえば、この仮設橋を日野川橋梁へ転用しようという話もあったように記憶していますが、どうなるでしょうか。
 旧富山港線の東岩瀬の駅舎の改修工事が終了したというニュースもありました。
 旧東岩瀬駅舎改修工事完了、施設として活用 北日本放送
富山ライトレールの東岩瀬駅は、別に設けられていて、すでに駅舎の機能はありません。今後は観光案内施設や地域のコミュニティ施設として活用されるとのこと。富山ライトレールになってから私が訪ねたときは、JR時代の時刻表などがそのまま残っていましたが、KNBの動画を見ると、内装も一新されたようです。
 電車に揺られ 『お笑い一席』 万葉線で来月11日、『寄席電』 北陸中日新聞
 万葉線で3月11日に「寄席電車」が運行されるそうです。高岡駅前−越の潟往復の2本、中新湊−高岡駅前往復の1本の計3本。車内でコンサートというのはあった気がしますが、寄席というのは、はじめてかもしれません。
 そして、今日は、富山市中心市街地活性化基本計画が、青森市とともに第1号として、政府の認定を受けています。
 富山市に第1号認定書 中心街活性化計画 北日本新聞
この計画には路面電車環状線化計画が盛り込まれていて、今後、財源の裏づけを伴った計画として、進展していくことでしょう。