えちぜん鉄道のLRT化について(その2)

福井鉄道 モ884-885号

 先頃、福井県から構想が示された北陸新幹線の建設に伴うえちぜん鉄道三国芦原線LRT化について、福井市議会での市長の説明が行われたとの記事がありました。
 えち鉄LRT化構想 坂川市長市会で説明 福井新聞
県からの発表では、市がLRT化を要望していることも、計画を進める理由に挙げられていました。市長としては、「今後、まちづくりの観点から早急に総合交通体系について市として詰める必要がある」という認識のもと、関係機関と調整を進めていて、えちぜん鉄道からは「一月中に(LRT化へ)ある程度の方向性を出せるだろう」との返答を得ているとのこと。財政負担の概算、総合交通体系の考え、沿線自治体に支援を求めている福井鉄道への対応など、「踏み込んだ説明を求める要請が相次いだ」そうです。
 しかるべき検討なり下協議は行われているのでしょうが、唐突に出てきた話なので、委員の意見として踏み込んだ説明を求めるというのは当然の反応でしょう。新幹線の駅の工事もはじまっているし、行政としてはとにかく決着を急がなければならない事情も見え隠れしているように思います。2月はじめには詳細が示されるということなので、とりあえず注目しておきたいと思います。