富山地鉄上滝線のLRT化についてなど

富山地方鉄道 南富山駅

 構想段階の話ですが、富山地方鉄道の市内線を上滝線へ乗り入れさせようという話が出ています。
 公共交通の戦略示す 富山市活性化検討委 北日本新聞
富山市の公共交通活性化検討委員会というところで、平成19年度から10年間で取り組む鉄軌道やバスの戦略プロジェクトとして示された内容のひとつに、路面電車富山地方鉄道上滝線への乗り入れという内容が盛り込まれているとのこと。これに関しては、もう一昨年になりますが、社会実験として「コミニュティ電車」という名称で、地鉄上滝線の増発と南富山〜月岡間の200円均一運賃、路面電車への乗継割引が行われたことがあります。
 ビール電車とコミュニティ電車 - 猫電車日記
この実験の成果がどうだったか聞いた記憶がないのですが、暖められていた構想なのでしょう。今日の画像は富山地方鉄道南富山駅構内で、路面電車の止まっているところは、先日紹介した車庫、その向かって左側を通過しているのが上滝線の電車です。こういうことなので、両者の接続ということでいえば、駅構内の配線変更だけで済むことになります。上滝線には乗ったことがないので、沿線事情など私は一切分かりませんが、富山ライトレールの好調な滑り出しを受けて、こちらの方も具体化していくことが期待できそうです。
 その他のニュースを紹介しておきます。
 広島圏の交通機関もICカード導入 朝日新聞
広島のICカードのやや詳細な記事で、広島電鉄関係で注目されるのは、来年1月から、路面電車白島線と北部のバス路線でまず導入し、白島線では「信用乗車制度」の実験も検討していることです。信用乗車による乗降時間の短縮効果は、連接車に顕著に現れると思われるので、全線に波及するのか、注目しておきたいと思います。
 「市民の足」支えた品続々 金沢市電廃線から40年 元乗務員らが50点、1日から展示 北國新聞
金沢市電の廃止40周年を記念した集まりや展示会が行われるとのこと。金沢の道路事情からして、残すのは難しかったのでしょうが、もし残っていれば、観光資源にもなって、いい味出しているだろうなあと思います。