福鉄電車の冬支度

福井鉄道 D−101号

 昨日の福井鉄道の続き、画像は西武生です。手前が鉄道線の除雪を担当するD-101で、この場所が待機場所の定位置になります。奥に10月にさよなら運転をして引退した140形が見えています。静態保存で引き取られるという報道もあったのですが、さよなら運転のときのまま、架線のない線路に置いてありました。この後ろの本社前には600形が2両留置されていました。どうも運用から外れているようです。
 福井新では軌道線の除雪を担当するデキ11が、これも定位置のホーム横の側線に留置してありました。記録的な大雪となった昨年ほどは降雪がないものと予報されていますが、電車が小型化して、はじめて迎える冬に備え、運行を支える事業用車両は、すでにしっかりスタンバイしています。
 車内の中吊り広告は、もう「迎春」、「頌春」の正月バージョンになっていて、休日のようでもあり、平日のようでもある年末の1日、2連接の電車にだいたい着席できるぐらいのお客さんが乗っていました。在来車では、200形の「ドコモダケ」号と、午前中はもう1編成が動いていました。
 福井鉄道に少しだけ関連して、福井駅の西口広場のレイアウトの検討の記事がありましたので、紹介しておきます。
 福井駅西口広場 レイアウト案絞れず 検討委 車両専用区域で 日刊県民福井
「可能性がある福井鉄道延伸の空間を確保する」という基本方針が了解されているそうです。福鉄電車をJR駅に乗り入れようとすると、現状のヒゲ線の延長は現実には困難なので、かなりの規模の付け替えが必要となります。計画として見えている話ではないでしょうが、対応可能なようにしておくということでしょう。なお、この集まりは、26日にもう1回会合を持ったけど、結局レイアウト案は決まらなくて越年になったそうです。