嵐電の駅名変更など

京福電気鉄道 モボ101号

 京福電鉄が「嵐電」を正式な呼称として採用するという話がありましたが、今度は来年3月から7駅の駅名を変更するというニュースがありました。
 「御室仁和寺」など名所一目で、嵐電3月から駅名変更 読売新聞
 京福電鉄、嵐山線などの7駅名を変更・観光客にわかりやすく 日本経済新聞
広隆寺仁和寺車折神社など知名度の高い社寺の名称を駅名に取り込むとのことです。観光客をターゲットにした「嵐電」に続く「ブランド戦略」の一環でしょう。駅名はそれ自体の歴史を持っているので、やたらに変えるべきではないのですが、分かりやすさということも重要で、その意味から、観光客も多く利用するこの路線についての今回の措置は歓迎できると思います。
 富士市で走行実験を行っているDMVに関するニュースも続報があります。
 線路からスムーズに道路へ、静岡でDMVの走行試験 日本経済新聞
 道産技術に熱視線 DMV試験、富士で開始 分散市街地一本に 北海道新聞
見出しに「熱視線」などという言葉も使われるほど、北海道新聞が熱心に報道しています。成果はあがっているようです。私は、DMVが有効な場面はあまり広くないと思うのですが、LRTほど多額の建設費用もかからないので、とりあえずやってみるということもあり得るでしょう。既存の鉄道インフラのある中小都市の主要な交通機関として、DMVが育っていく可能性はあると思います。
 最後に熊本市電の均一運賃の試行の中間結果が発表されています。乗客数も収入も微増ということで、予想どおりのデータが出ているようです。
 熊本市電 均一運賃…利用者、運賃収入とも微増 熊本日日新聞(閲覧には会員登録が必要)
実験をやらなくても予想されたことではありますが、150円均一が妥当な線のようですね。実質値上げになる区間のお客さんへの対応というのは難しいですが。