富山ライトレール 初年度黒字か など

富山ライトレール TLR0605号

 富山ライトレールが、初年度から黒字になるかもしれないという記事がありました。
 初年度黒字の可能性 富山ライトレール 北日本新聞
乗客数は好調だけど、昼間・休日半額をやっているし、収支はどうかという話もありましたが、9月末では2千数百万円の黒字で、今年度は固定資産税もかからないので、順調にいくと黒字を計上できるかもしれないとのこと。この水準が続けばということなので、はじめての冬を迎えることもあり、まだ、うまくいくかは断言できないようですが、とりあえずおめでたいことです。半額運賃をやめれば、乗客数がどう動くかなど、将来的には未知数の部分もありますが、地鉄との接続までは赤字との見込みにもかかわらず、採算が取れる可能性が見えてきたということで、好調な滑り出しになりました。収益の確保という点から見ると、グッズ販売や広告も大きな意味を持っているようです。
 射水市コミュニティバス 実証運行スタート 全21路線 市内全域を網羅 北陸中日新聞
射水市コミュニティバスの「実証運行」をするそうです。そしてその中に、「新港東口・ライトレール線」というのがあります。射水市のサイトで調べてみると。富山ライトレール岩瀬浜から、新湊東口までを休日など限定で3往復バスが走るとのこと。新湊東口で渡船に乗ると越ノ潟に着くので、結局、富山ライトレール万葉線を接続する経路になります。「全市域をカバーするバス」ということで、行政の肝いりで運行される例は、全国でも先駆けになるそうで、鉄道や路面電車とバスが相互に補完して公共交通のネットワークを形成する意識的な試みとして、注目しておきたいと思います。