モノクロームの広島 2006 8.6(3)

広島電鉄 5004号

 昨日、今日はお盆休みで電車が空いていて、通勤が楽です。いつもこうだったらいいのに。今日は8月15日です。
 8月6日の広島の続き、己斐からずっと歩いて原爆ドーム前まで来ました。時間は午後2時を過ぎていて暑さもピークに達しています。朝は拡声器の喧騒に包まれていた原爆ドームの前もかなり落ち着いて、セミの鳴き声がひときわ大きく聞こえます。朝ホテルを出るときに、2、3年前によく貼ってあった広島の観光キャンペーンのポスターを久しぶりに見て、広島出身の某歌手が、白島で広電の900形と一緒に写っているポスターなんですが、たぶんそれと暑さの影響で、「僕らの自由を〜♪ 僕らの青春を〜♪」っていう、彼の歌はそれしか知らないけど、その歌が頭の中でエンドレスに回っていました。この暑いのに俺は何やってるんだろうな。これも自由か、これも青春か、大げさに言うのならば、きっとそういうことなんだろう。
 さて、画像は原爆ドーム前の電停です。ここは、今年の5月から改築が始まって、バリアフリー対応の電停に生まれ変わっていました。
 国道54号(相生通り)『原爆ドーム前電停』をバリアフリー化します! 国土交通省中国地方整備局広島国道事務所
このリリースを読むと、「丹下の軸」というなかなか知識欲をそそる言葉が出てきます。平和記念公園内の平和記念資料館などの建物のレイアウトが、原爆ドーム平和大通りを結ぶ軸を中心に配置されているそうです。その「軸」をさえぎらないようにというコンセプトで側面は全面が透明になっているとのこと。具体的にどの位置で何を見ればどうなのかということは、よく分からないのですが。
 産経新聞に、原爆ドーム被爆電車の画像が載っていました。上から2枚目です。
 戦跡…あの日から61年 変わる姿、変わらぬ姿 探訪 産経Web special
広島電鉄では『走り続ける限り運行していきたい』と話す」と書いてあります。ぜひ、そう願いたいものです。ところで、今日本屋で見たら、今月発売の『鉄道ダイヤ情報 2006年 09月号 [雑誌]』の巻頭をフォトジェニックな被爆電車の写真が飾っていました。興味のある方はどうぞ。